トレード勝率とリスクリワードのバランスから判る損益の分岐点。


為替や仮想通貨、FXの「トレード成績」においては、

「勝率(勝敗比率)」

これらにばかり目を向けてしまうトレーダーが多い傾向にあります。

実際にトレードを行っていく上で一回一回の「勝ち」にこだわり、
とにかく「高い勝率を維持する事」に拘ってしまう人が多いという事です。

ただ、実際に高い勝率を実現していたとしても、
トータル的な収支がプラスになっているかは別問題であり、

「勝率は高いけど、収支は大きくマイナスになっている」

という人も少なくありません。

また、巷で提供されているトレードノウハウなどの情報商材や、
システムトレードのツール、自動売買ソフトなどでも、
一定期間の利率や勝率を大々的に公開しているものが多い傾向にあります。

しかし、これらの「表面的な数字」がどれだけ高いからといって、
それだけでそのトレード手法やトレードツールが、
永続的に有効なものと判断するのは非常に危険です。

そんな自分自身のトレード成績や、情報商材のノウハウやツールなどにおいて、
ここで言う「トレード勝率」と共に重要視しなければならないもの。

それが今回のテーマである『リスクリワード』です。

トレード勝率とリスクリワードについて。

この『リスクリワード』は、トレードにおける損失と収益の比率を表すもので、

平均利益 ÷ 平均損失

このような計算式から算出する事ができます。

仮に、

・勝ちトレードの平均収益が「12,000円」
・負けトレードの平均損失が「10,000円」

となっていた場合のリスクリワードは「1.2」という事になり、
この数値は高い数字になっているほど「良好」ということになります。

ただ「リスクリワード」と「トレード勝率」は相反する関係にあり、
勝率を高めようとするほどリスクリワードの数値は低くなる傾向にあり、
どんなに勝率が高くてもリスクリワードが低過ぎると損益は「プラス」になりません。

つまり、勝率ばかりに拘ってしまっているトレーダーの多くは、
おのずとリスクリワードが低過ぎる数値になってしまい、

「結果的に損益がマイナスになってしまっている」

という事です。

では、勝率とリスクリワードがどれくらいの「バランス」を保てれば、
トータル的な損益を「プラス」にしていく事ができるのかという点ですが、
私は主にトレードの対象としている「ビットコイン」を例に挙げた上で、

・ビットコインの相場(レート)が1万円上がる
・ビットコインの相場(レート)が1万円下がる

この確率が「どちらも50%の水準になる」と仮定した場合、
この値動きの範囲におけるトレード勝率は「50%」という事になります。

その上で、この値動きの範囲を前提とするリスクリワードは、

・勝った時は1万円の利益
・負けた時は1万円の損失

という事になるため、こちらは「1.0」という事になります。

利幅 1.0 ÷ 損幅 1.0 = リスクリワード 1
勝率 = 100 ÷ (利幅 1.0 + 損幅 1.0 ) = 50%

計算式としてはこんな感じですね。

そして、仮にこの勝率とこのリスクリワードでトレードを継続していった場合
結果は、理論上プラスマイナス「ゼロ」となっていく計算になります。

仮に100回のトレードを行っていったと仮定した場合、

50勝 × 1万円 = +50万円
50敗 ×-1万円 = -50万円
+50万円 – 50万円 = 損益 0円

という計算になるからです。

ただ、ここで重要なのは、

・トレード勝率:50%
・リスクリワード:1.0

この数字で損益が「ゼロ」になるという事は、
これが損益における「分岐点」である事を意味しています。

つまり、

・勝率50%に対して1.0を超えるリスクリワード
・リスクリワード1.0に対して50%を超える勝率

このどちらかを実現できれば、損益はプラスになっていくという事であり、

・勝率50%に対して1.0を下回るリスクリワード
・リスクリワード1.0に対して50%を下回る勝率

このようになってしまうと、損益はマイナスになってしまうという事です。

勝率50%、リスクリワード1.0の水準が最低ラインの分岐点。

では、ここで言うリスクリワードを「引き上げる」という場合は、
先ほどの例で「買い」のポジションを前提するなら、

・ビットコインの相場(レート)が2万円上がるのを待つ(上がったら売る)
・ビットコインの相場(レート)が1万円下がるのを待つ(下がったら売る)

というような条件(ルール)でトレードを行っていくと、

・勝った時は2万円の利益
・負けた時は1万円の損失

という事になるため、リスクリワードは「2.0」となります。

もし仮にこのリスクリワードで「勝率50%」を維持できたなら、
100回のエントリーを行っていったと仮定した場合の損益は、

50勝 × 2万円 = +100万円
50敗 ×-1万円 = -50万円
+100万円 – 50万円 = 損益 +50万円

このように、収支はプラス50万円という事になります。

ただ、このような条件で条件(ルール)でトレードを行う限り、
単純な確率論の上では「50%の勝率」を実現する事は難しく、
普通に考えれば、負けてしまうトレードの頻度と確率が高くなるはずです。

では、このリスクリワード条件で勝率を40%ほどになると仮定した場合、

40勝 × 2万円 = +80万円
60敗 ×-1万円 = -60万円
+80万円 – 60万円 = 損益 +20万円

これでもトータル的には20万円のプラス収支になる計算が成り立ちます。

では、トレード勝率が30%になると・・・

30勝 × 2万円 = +60万円
70敗 ×-1万円 = -70万円
+60万円 – 70万円 = 損益 -10万円

この場合ですと、損益はマイナス10万円になる事が分かりました。

つまり、

・ビットコインの相場(レート)が2万円上がるのを待つ(上がったら売る)
・ビットコインの相場(レート)が1万円下がるのを待つ(下がったら売る)

このような条件(ルール)でトレードを行っていくのであれば、
30%の勝率ではトータル的には「勝てない(損をする)」という事であり、
40%の勝率を実現できれば「勝てる(儲かる)」という事になります。

その上で、ここで言う「リスクリワード」は、
実際の「ルール」を定める事で「数値の固定化」も可能なため、

『そのリスクリワード条件で利益を生み出せる勝率を実現していけば良い』

というわけです。

ですが、多くの「負けているトレーダー」に多い傾向としては、
ただ「勝つこと」に拘り、トータル的な「勝率」を高めるためだけに、
リスクリワードの条件をどんどん低い数値に設定している傾向にあります。

それこそ極端にリスクリワードの数値を低くすれば、

・相場(レート)が1000円上がるのを待つ(上がったら売る)
・相場(レート)が10万円下がるのを待つ(下がったら売る)

このような「0.01」というような数字にする事も可能であり、
ここまでの数字となれば「勝率」が高くなるのは必然的です。

ですが、この場合は、

・勝った時は1000円の利益
・負けた時は10万円の損失

という事になるため、1回の負けトレードに伴う損失で、
100回の勝ちトレードで得た利益が一気に飛んでしまいます。

まさに「コツコツドカン」と負けるパターンがこれにあたるわけです。

もちろん、この条件でも「1%を超える勝率」を実現できれば、
トータル的な損益をプラスにしていく事ができる余地はありますが、
それを下回る場合は、やはり、損益はマイナスになってしまいます。

その結果として、勝率は高くても、やればやるだけ損をするトレードを
トレーダー側が自ら進んで行っている傾向にあるという事です。

だからこそ勝率のみに捉われる形でリスクリワードを調整するのではなく、
長期的に損益がしっかりと「プラス」になっていくように、
それぞれのバランスを意識していく必要があります。

その上での最低限の水準として、

・勝率50%以上
・リスクリワード1以上

この条件が「最低ライン」という事になりますが、
リスクリワードの数値を低く設定していくのであれば、
それをカバーできるだけの勝率を実現しなければなりません。

また、リスクリワードの数値を高く設定するのであれば、
その上でリターンを追及できる勝率を実現できれば良いという事です。

***

ただ、ここではレートの変動に伴う損失のみを対象に数字を出していますので、
実際のトレードにおいては、1回1回の売買(トレード)に対して、

・取引手数料
・スプレッド

といった「取引コスト」が絡んできます。

つまり、レートの変動のみを対象とするだけなら、

・勝率50%
・リスクリワード1.0

この数字の実現で損失は生じないはずであり、
この数字を少しでも向上できれば収支はプラスになるのですが、
そこに「取引コスト」が生じる場合、その分を上乗せして勝つ必要があります。

取引コストは一回一回のトレードでは微々たる金額の徴収となるものですが、
それでも「取引コスト分を上乗せして勝つ」というのは楽な事ではありません。

つまり、この微々たる「取引コスト」の存在こそが相場の世界では、
多くのトレーダーを「負け」に追いやっている要因の1つでもあるわけです。

ですが、この「取引コスト」については、それ自体を避けられる相場も存在します。

結論を言えば、それが私が実際にトレードを行っている

「仮想通貨(ビットコイン)のFX」

なのですが、この事については以下の記事に詳しく書いていますので、
併せて参考にしていただければと思います。

(公開準備中)

***

以上、トレード勝率とリスクリワードについて、でした。

その他、ビットコイン、トレード関連の講座も是非、併せて参考にしてください。

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