FXにおける強制ロスカットのリスクとレバレッジ計算について


為替相場やビットコインの相場を対象とするFX(証拠金取引)では、
レバレッジを使う事で自己資金の数倍の資金で取引を行えるようになります。

自己資金の何倍もの取引(トレード)を行う事ができれば、
当然、実際に得られるリターンが大きくなる事は言うまでもありません。

ですが「リターン」を大きくできる分だけ「リスク」も大きくなるため、
実際にレバレッジを使ってFX(トレード)を行っていく場合には、

「レバレッジの本当のリスク(現実的なリスク)」

をしっかりと理解した上で、レバレッジを利用していく必要があります。

その上で、とくに現実的なリスクを認識しておくべきなのが、

「レバレッジを使った場合の強制ロスカットのリスク」

であり、これをしっかりと認識せずにレバレッジを使ったFXを行い、
実際に取り返しのつかない損失を伴っているトレーダーは決して少なくありません。

そこで今回は、レバレッジを利用したトレードにおいて最も注意を払うべき
強制ロスカットのリスクと、それを避けるための倍率計算などを解説していきます。

FXにおける強制ロスカットの「リスク」について

そもそもFX(トレード)における「強制ロスカット」という状況は、
レバレッジを使ってトレードを行っていた場合のみが対象となるもので、


 ・実務等におけるスカイプ、お電話による通話コンサル
 ・証拠金(資金)が取引会社側が定める証拠金維持率を下回った状況
 ・証拠金(資金)が実質的に0円になってしまった状況


このような状況に至った場合に「強制ロスカット」が適応となります。

ただ、相場の値動きは上昇と下降を繰り返していくのが「常」ですから、
下がった相場がまた、上がってくる事や、その逆のケースは幾らでもあります。

よって「強制的なロスカット」にさえなっていなければ、

「買いポジションを建てた後に下がった相場がそのまま戻ってきて勝ちトレードになる」
「売りポジションを建てた後に上がった相場がそのまま戻ってきて勝ちトレードになる」

といった事は、相場の特性上、十分にありえます

ですが、相場がポジションと逆方向に動いていった際、
相場が戻ってくる前に「強制ロスカット」になってしまった場合は、
その時点で強制的に「負けトレード」と「損失」が確定してしまいます。

実際に強制ロスカットが発動する条件は取引会社ごとに異なりますが、


 ・証拠金が半分になった時点で強制ロスカット
  → 強制ロスカットにより資金(証拠金)は半分ほどになる
 ・証拠金が無くなった時点で強制ロスカット
  → 強制ロスカットによって資金(証拠金)は残高0円となる

多くはこのような条件であり、前者の条件の場合はまだ資金の半分は残りますが、
後者の場合においては強制ロスカットによって資金を全て失ってしまいます。

つまり、その「強制ロスカット」の後に、相場がそのまま逆戻りしていっても、
強制ロスカットの時点ですでのポジションは強制的に解消されているため、
その強制ロスカットの時点で失ったお金は、もう戻ってくる事はありません。

ただ、このような「強制ロスカットで資金の全てを失う」という状況は、
自己資金に相当する分だけの取引を行っている限り「陥りようがない状況」です。

例えば100万円分の資金(証拠金)で100万円分の米ドル通貨、
100万円分のビットコインに相当する「買い」のポジションを建てた後、

・米ドル通貨の価値が日本円換算で1円ほどになってしまった
・ビットコインの価値が日本円換算で10円以下になってしまった

と、現状では「まずありえないような事態(相場)」になってしまったとしても、
そのポジションが「強制的なロスカットになる」という事はありません。

仮に買いポジションを建てた時点の米ドル通貨が100円ほどだったなら、
100万円分の資金で建てたポジションは「1万ドル相当」という事になりますが、

「そこから米ドルの価値が100円から1円まで暴落してしまった」

というような、まずありえない状況に陥ったとしても、


 1万ドル分の買いポジション × 1円 =10,000円

という事になりますから100万円の資金が1万円相当になってしまい、
実質的に99万円分の損をしている(含み損が出ている)事にはなりますが、
それでも強制ロスカットによって資金の全てを失う状況には至っていません。

仮にこのまま「買い」のポジションを保持し続けて、米ドル相場が、
再び100円まで戻っていけば、この99万円の含み損は全て消えますし、
そこから相場が上昇していった分は「リターン」に変わっていきます。

これはビットコインを例に挙げても同じであり、
仮に買いポジションを建てた時点のBTCレートが100万円ほどだったなら、
100万円分の資金で建てたポジションは「1枚相当」という事になりますが、

「そこからBTCレートが1枚相当10円まで暴落してしまった」

というような、まずありえない状況に陥ったとしても、


 1枚相当の買いポジション × 10円 =10円

このように、この時点では99万9990円分の「含み損」が出ていますが、
そこから再びBTCレートが高騰してけば、やはりこの「含み損」は消えていきます。

それこそビットコインは2017年に200万円を超えて高騰した後、
一時は30万円台まで下落した後に600万円以上に再浮上していますから、

「10分の1ほどの価値になったものが、そこから20倍以上になる」

という事が現実にありえる(ある)のが相場の世界です。

つまり、強制ロスカットによってポジションが強制的に解消されてしまう状況や、
その強制ロスカットで資金が0円になってしまう状況さえ避ける事ができれば、

・いつか相場がもとのレートに戻れば負け(損失)は回避できる
・そこから相場がポジション方向に動いていけば勝ち(利益)になる

という事が現実に「ありえる(実際にある)」わけです。

強制ロスカットを避けるための「レバレッジ計算」について

よって、FXのトレードで実際に「レバレッジ」を使って取引を行う場合、

「何を差し置いても強制ロスカットになってしまう事だけは避ける」

というのが1つの鉄則であり、この鉄則を厳守していくためには、

『レートがポジションと逆に進んだ場合にどれくらいの損失(含み損)が生じるのか』

といった現実的な数字を計算し、しっかりと把握しておかなければなりません。

レバレッジの倍率は資金の何倍に相当するポジションを建てたかで決まるため、


 レートの変動率 × レバレッジ倍率 = 損益(含み益・含み損)

この計算式でレート変動に伴う損益は計算しておく事ができます。

1ドル105円の米ドル相場が1%変動する場合は1.05円で、
1枚500万円のビットコインが1%変動する場合は5万円となりますが、
このような1%の変動率に相当するレート変動があった際の損益額を、

・レバレッジ10倍
・レバレッジ50倍
・レバレッジ100倍

これらのレバレッジ倍率に相当するポジションでそれぞれ計算すると、


 レート変動率:1% × レバレッジ倍率:10倍 = 損益:資金の10%相当
 レート変動率:1% × レバレッジ倍率:50倍 = 損益:資金の50%相当
 レート変動率:1% × レバレッジ倍率:100倍 = 損益:資金の100%相当


このようになります。

つまり、レートの変動率が1%の場合、レバレッジを使っていなければ、
自己資金の全額をポジションに変えていた場合で損益は資金の1%相当になりますが、

「その損益はレバレッジの倍率に応じて、そのまま10倍100倍になる」

という事です。

よって、ここで例を挙げたように「100倍」というレバレッジ倍率でも、
レートがポジションと逆方向に「1%」ほど変動するだけで、

「証拠金の100%(全額)に相当する含み損が生じる」

という事になるため、実際に1%を超える変動があった時点で、
そのポジションは「強制ロスカット」の対象になってしまうわけです。

自らが想定するトレードに適したレバレッジ倍率を用いる。

基本的にレバレッジの倍率は、自分自身が行っていくトレードにおいて、


 ・逆方向のレート変動をどこまで許容するのか
 ・一度の負けトレードの損失をどのくらいに押さえたいのか


これらの「想定」を前提とした上で定める必要があります。

例えば先ほど例に挙げたような1%に相当するレート変動は、
ポジションと逆方向に生じていく事を前提にトレードを行うのであれば、
間違っても「100倍」というようなレバレッジは使うべきではありません。

かと言って、1%に相当するレート変動が生じた時点で「損切り」を行うとしても、
そこで「50倍」というレバレッジ倍率を用いてポジションを建てていた場合は、
実際に「損切り」を行った時点で資金の半分を失ってしまう事になります。

つまり「強制ロスカットの回避」だけがレバレッジ倍率の決め手なのではなく、
トレードで負ける場合(損切りを行う場合)の現実的な損失額も踏まえて、

「資金を着実に増やせるレバレッジ倍率を定めなければならない」

というわけです。

そこで非常に重要となるのが自らのトレードにおける、

・勝率
・リスクリワード

この2つの数字となるのですが、これらとレバレッジ倍率の関係については、
以下の記事で詳しく解説していますので併せて参考にしてください。

FXトレードのレバレッジ倍率に伴う損失、リスク計算の方法など

***

以上、レバレッジ倍率と強制ロスカットのリスクについてでした。

その他、FX・トレード関連のブログ講座も併せて参考にしてください。

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