FX,トレードで損をする人,勝てない人が多い理由と心理傾向。


株、為替、仮想通貨といった相場を対象とするトレード、FXなどでは

「負けている人、損をしている人が圧倒的に多い」

と言われています。

その理由としては、幾つかの要因が考えられるものの、
実質的に多くのトレーダーを「負け」に追いやっているものとして、

「プロスペクト理論」

と呼ばれる、統計的な心理傾向が大きな要因となっているようです。

ただ、実際に「負けているトレーダー」は自分自身のトレード判断などが、
そのような心理傾向に流されているという自覚は、おそらくありません。

ですが、その自覚がないトレーダーほど、この心理傾向に流されてしまい、
実際に大きな損失を伴い、負けている傾向にあるのが実情のため、

「どのような心理傾向が多くのトレーダーを負けに追いやっているのか」

という点では、FXやトレードを始める時点で知っておいて損はありません。

今回は、そんな多くのトレーダーを「負け」に追いやっている、
プロスペクト理論と呼ばれる心理傾向について講義していきたいと思います。

多くのトレーダーを「負け」に追いやっている心理傾向について。

FX、トレードでは実際にトレードを開始して「ポジション」を建てた場合、
そこから相場が動く事によって必ず「含み益」か「含み損」が膨らんでいきます。

その上で、FX、トレードでは、いつでもポジションを解消する事で、
その含み益、含み損を「確定」させて実際の「利益」や「損失」に変えられます。

いわゆる「利食い」や「損切り」をボタン1つでいつでも行えるわけです。

ただ、そういった含み益や含み損をいつでも自由に確定できる「仕組み」こそが、
実質的に多くのトレーダーの「判断」と「行動」に『偏り』を作っています。

そこには必然的で「損得」がそのまま介入してしまう事になるため、
現実的な「損得」を目の前にした場合の人間心理には、

「顕著なほどの偏りが生まれてしまう傾向」

にあるわけです。

故に、その心理傾向に基づく実際の判断や行動も必然的に偏ってしまいます。

端的に言うと、統計的な心理傾向として、


 ・多くの人は「損失を避けられる可能性を選ぶ傾向」にある
 ・多くの人は「確実な利益を選ぶ傾向」にある


このような心理傾向が『プロスペクト理論』にあたります。

この『プロスペクト理論』を実証した実験でよく例に挙げられるのが、


 「確実に50万円を得られる」
 「50%の確率で100万円を得られる」(50%の確率で何も得られない)


このような選択肢を目の前にした場合の統計的な傾向として、
多くの人は「確実な50万円」を選ぶ傾向にあるものの


 「確実に50万円の負債を背負う」
 「50%の確率で100万円の負債を背負う」(50%の確率で負債を背負わない)


このような選択肢を目の前にした場合の統計的な傾向として、
多くの人は「確実な50万円の負債」の方を避ける傾向にあると言われています。

つまり「損得」が目の前に突き付けられた場合の判断の傾向として、
目の前に『利益』を突き付けられた場合においては、


 ・確実な利益を選ぶ
 ・利益を得られない可能性を避ける


という傾向にあるものの『損失(負債)』を突き付けられた場合には、


 ・確実な損失(負債)は選ばない
 ・損失(負債)を避けられる可能性を選ぶ


という傾向にあるという事です。

よって、このよう心理傾向を「トレード」に置き換えた場合、


 ・含み益は早い段階で確実な利益にしたくなる心理が働く
  → 含み益を伸ばせる「可能性」は選ばない

 ・含み損は出来る限り確定させない心理が働く
  → いつか含み損が無くなる「可能性」を選ぶ

多くのトレーダーは、このような判断を下していく傾向にあります。

ただ、このような判断に基づくトレードでは、

・勝てる時は小さい利益
・負ける時は大きい損失

といった傾向になるか、最悪の場合、含み損を長期間、抱え続けてしまい、
最終的に資金がショートしてしまうという事にもなりかねません。

現にFXやトレードで大きく損をしている人や負けている人は、

「含み損を膨らませすぎた事による致命的な損失」

によって、資金の大半を失ってしまうような負け方をしています。

そのようなトレーダーはまさに『プロスペクト理論』に基づく心理傾向が、
そのまま、その意思決定やトレード判断に影響を与えた可能性が高いわけです。

プロスペクト理論に基づく判断を逆手に取る?

実質的に負けているトレーダーの決定的な要因が、


 ・含み益は早い段階で確実な利益にしたくなる心理が働く
  → 含み益を伸ばせる「可能性」は選ばない

 ・含み損は出来る限り確定させない心理が働く
  → いつか含み損が無くなる「可能性」を選ぶ

このような判断に基づくトレードを行った事による「致命的な損失」にあるなら
この『プロスペクト理論』による心理傾向とは真逆なトレードを行う事で、

「含み益を膨らませた事による大きなリターン」

を大きな「勝因」としていく事ができる、という理屈も成り立つ事になります。

ですが、この場合には「含み損を早い段階でどんどん確定させる」という事になり、

・含み損の確定損失
・取引コスト(手数料・スプレッド)

この両方のマイナスがどんどん積み重なっていく形になります。

その度に運用資金の方が少額ながらもどんどん目減りしていく事になるわけです。

その上で、いつかは「それ以上の大きなリターンを実現できる相場との遭遇」で、
それ以上の大きなリターンを実現できる「可能性」はあるものの、

「そのような相場がいつになるかは分からない」

という現実があります。

つまり、そのような相場に遭遇する「前」の段階で、
運用資金の全てを失ってしまう可能性もあるという事です。

いずれにしても、実際のトレードにおける「リターン」は、
運用資金の金額にそのまま左右されてしまう現実もありますから

「いざ大きなリターンを実現できる相場に遭遇できた」

としても、その時点で資金の大半を失っているような状況では、
それまでの損失をカバーする事自体が困難になっているかもしれません。

要するに『プロスペクト理論』による心理傾向と真逆のトレードを
そのまま単純に行っていくようなトレードは「運」に身を任せているに等しく、

「それだけで勝てるほど相場の世界はあまくはない」

という事です。

プロスペクト理論を踏まえた「攻略」の糸口

ここで言及してきたプロスペクト理論による心理傾向と、
その心理傾向によるトレード判断が「敗因」となってしまうケースは、


 ・損失を押さえるためのリスクヘッジや損切りの基準
 ・利益を伸ばしていくための基準


これらのトレードルールを実質的に「度外視」した上で、
いわゆる裁量でトレードを行っているようなトレーダーの末路に他なりません。

つまり、FX、トレードは、自分自身の「感覚」などによる判断ではなく、
相場の値動きを分析し、予測できる「基準」を確立した上で、
その基準に沿ったトレード判断を合理的に行っていく必要があります。

そこに「感覚」や「感情」による判断を持ち込んでしまうと、
どうしても、ここで挙げたような心理傾向に流されてしまうため、

「とくに損切りの判断はロジカルに行っていく必要がある」

という事です。

その上で、ここで言及した、

・損失を押さえるためのリスクヘッジや損切りの基準
・利益を伸ばしていくための基準

この2点を追及していく視点や考え方については、
以下の講座を併せて、参考にしていただければと思います。

FXの必勝法?コツコツドカンの「逆トレード」で勝つ方法。

FXで有効なエントリークローズ、利食い損切りのルールと基準

以上、ここでは多くの裁量トレーダーが負けている要因の1つとして、
プロスペクト理論における心理傾向ついて言及させて頂きました。

是非、参考にして頂ければ幸いです。

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